
いよいよ新学年の通塾が始まりますね 。新しいテキストの束を前に、お子さんも少し緊張している頃ではないでしょうか 。
中学受験の生活は、想像以上にスピード感があります 。大量のテキスト、次々とやってくる復習テスト。この波に飲み込まれないためには、「子どもが勉強以外のことに頭を使わなくて済む環境」を、今のうちに整えてあげることが大切です 。
今回は、通塾開始前にぜひ準備しておきたい「テキストとノートの工夫」について、わが家の失敗談も交えながらお伝えします 。
目次
テキスト・問題集は「1秒でも早く」開ける工夫を
塾の授業は非常にテンポが速いものです 。「えーっと、今日のページはどこだっけ?」とテキストをパラパラめくっている間に、先生の貴重な導入部分や解き方のコツを聞き逃してしまうのは、本当にもったいないことですよね 。
インデックスをつけるなら「単元名」まで入れるのがベスト
テキストの横にインデックス(見出しシール)を貼っておくと、目的のページがすぐに開けます 。 最初は、塾の授業回に合わせて「第1回、第2回」と数字だけを振るご家庭も多いのですが、実はこれだけだと勿体ない!
わが家でも最初は数字だけだったのですが、ある時、公開テストや志望校判定模試などの前に「あれ?流水算の単元って、どのテキストの何回目だったっけ?」と親子でまたパラパラ探すことになってしまったんです 。
そこで、「第1回:流水算」「第2回:つるかめ算」のように単元名まで入れるように改良しました 。 こうしておくと、数ヶ月後の復習時期に「苦手な単元だけをピンポイントで振り返る」ことが驚くほどスムーズになります 。


使ったインデックス
プリンターで印刷でき、保護フィルム付きなので丈夫で長持ち!インデックスを貼った部分からの破れも軽減でき何度もリピートしました。
「分解」という選択肢:1分1秒を惜しむ時期のために
もし問題集の巻末に解答が綴じ込まれているタイプなら、思い切って「分解」してしまうことを検討してみてください 。 浜学園などのテキストはしっかり糊付けされているので、綺麗に剥がすのは少しコツがいりますし、最初は「テキストをバラバラにするなんて……」と抵抗があるかもしれません 。
しかし、丸つけのたびに分厚い冊子の後ろをめくって、また問題のページに戻って……という往復作業は、意外とお子さんの集中力を削ぐものです 。 わが家では、6年生になった頃に本人から「分解してほしい」とリクエストされました 。本人は「別々のほうが圧倒的に丸つけしやすいし、やり直しも楽」と言っていました 。


上級者の知恵
究極の軽量化「ルーズリーフ化」
中には、テキストをすべて1ページずつバラバラに解体し、パンチで26穴や30穴を開けて、その日に必要な分だけバインダーに挟んで子供に渡すという保護者の方もいらっしゃいました 。 これなら重いカバンから解放されますし、ノートとテキストを同じバインダーにまとめられるというメリットがあります 。管理するお母さまの負担は非常に大きいですが、荷物の重さに悩むお子さんにとっては「神対応」なサポート。
私にはとてもマネ出来ませんでしたが、子供は羨ましそうでした(笑
ノート選びと「余白」のデザイン:6年生を見据えた戦略
ノートは単に「書く場所」ではなく、後で見返したときに「自分の思考の跡」を教えてくれる最強のツールになります 。
「字の大きさ」問題:わが家の最大の後悔の1つ
ここで、私が今でも「もっと早くやっておけばよかった」と後悔していることの1つ「文字の大きさ」についてお話をさせてください 。 低学年の頃から「1マスに1文字」を丁寧に書く、文字を詰めすぎてかかない習慣をつけていたのですが、これが6年生の直前期に大きな壁となって立ちはだかりました 。
文字がずっと大きいまま(3年生くらいのサイズ)で6年生まで来てしまったため、実際の公開テストや合格判定模試などの狭い計算スペースに、式が収まりきらなくなってしまったのです 。
以下画像は、小6直前期における娘の実物の算数ノートです。


小6にしては字が大きいです‥‥。公開テストでも1問にこの大きさの字で計算するのでもらえる白紙だけでは全然足りません。
文字が大きいと‥‥
- スペースが足りないから、無理に頭の中で計算(暗算)してミスをする
- 無理に小さく書こうとして、自分の書いた数字を読み間違える
- 分数の行間を詰めすぎて、どこの計算か分からなくなる
結局、わが家は「無理に小さく書くよりは、計算スペースとして問題用紙の裏面などをフル活用する」ことで乗り切りましたが、本当にヒヤヒヤしました 。 もし今、4年生や5年生のお子さんをお持ちであれば、少しずつ「大学ノート」や「A4サイズの大きめノート(または無地)」への移行を考えてみてください 。 いきなりは難しいかもしれませんが、「枠がない中で、自分で式を整理して書く」練習を少しずつ取り入れることが、将来のケアレスミスを防ぐ強力な対策になります 。
科目別カラーと「ストック管理」
ノートやファイルは、算数は青、国語は赤……というように教科ごとに色を完全に分けるのがおすすめです 。 5色パックのノートを買いつつ、消費の激しい算数や特訓講座用だけは単色パックを買い足すようにしていました 。
また、塾のノートは意外とすぐになくなります 。 「ノートがないから宿題ができない」という状況は、お子さんのやる気を削ぐ一番の言い訳になります 。わが家では常に20冊ほどストックを用意して、切らさないようにしていました 。この「物理的な準備」がお母さまにできる最大の伴走かもしれません 。
「直し」をシステム化する:付箋とコピーの活用術
宿題で間違えた問題、どう処理していますか? ただバツをつけて終わりにするのは、一番もったいない勉強法です 。
浜ノートと「直し」の共存
浜学園では浜ノートと呼ばれる宿題提出用ノートが配られます。わが家では、一度解いたあとの「解き直し」を市販ノートに直接書くのではなく、「直しはコピー用紙に行い、それをノートに貼り付ける」というスタイルを取っていました 。 こうすることで:
- 元の解答と直しの跡が同じページに残る
- どこをどう間違えたのかが一目でわかる
というメリットがありました 。
付箋の「チェックマーク法則」
さらに、付箋とチェックマークに独自のルールを設けていました 。
- できた問題: 終わった印としてチェックマークを入れる
- できなかった問題: チェックを入れず、そのページに付箋を貼る
解き直しをして、自力で正解できたらそこで初めてチェックマークを入れ、付箋を外します 。 「付箋を外す」という動作は、お子さんにとって意外と大きな達成感になります 。逆に、間違えたときにバツ印をつける(そして正解したときにそれを消す)作業は手間ですし、心理的にも「マイナスの記録」が残るのを嫌がる子もいます 。 「できなかったものが、できるようになって付箋が消える」というプラスの循環を作ってあげてください 。


親ができるのは「自走」を助ける仕組み作り
中学受験の主役はお子さんですが、その学習環境を整える「マネージャー」の役割はお母さまにしかできません 。
- 提出物ポスト・専用ファイルの設置: カバンの底でクシャクシャになりがちなお知らせやプリント類 。帰宅後すぐに「ここに入れるだけ」という場所(提出物ポストや教科別クリアファイル)を作っておくだけで、無駄なケンカや探し物が激減します 。
- 情報に振り回されない「判断軸」を持つ: 周りのお母さまがすごい工夫をしていると焦ることもあるかもしれません 。でも、一番大切なのは「わが家の子にとって、今のやり方がストレスになっていないか?」という視点です 。
最初からすべてを完璧にする必要はありません 。お子さんの反応を見ながら、まずはインデックスを貼る、ノートの色を分ける、といった「明日からできる小さな一歩」から始めてみてください 。 物理的な整理が整うと、不思議とお子さんの心も落ち着き、前向きな気持ちで2月のスタートを切れるはずです 。
応援しています。一緒に頑張りましょうね !
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