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新5年生スタート!親も1年間の動きを事前にチェック!
「4年生までは順調だったのに、急にクラスが落ちた」 「算数が難しすぎて、親子で喧嘩ばかり…」
5年生になると、こんなため息をつくお母様が一気に増えます。 学習内容の難易度が跳ね上がり、成績のアップダウンが激しくなるこの時期。一喜一憂してしまう気持ち、痛いほど分かります。でも、まずは深呼吸。親の役割は、思春期に突入しかけている子供と感情的にケンカすることではなく「淡々とルーティンを回すサポート」に徹することです。
そしてもう一つ。5年生のうちに絶対にやっておかなければならない「最重要ミッション」があります。
それは、
「気になる学校をすべて見に行くこと」
です。
「6年生になったら行けばいい」と思っていませんか? はっきり申し上げます。6年生に時間は1ミリもありません。
例えば浜学園の場合、日曜日は「月1回の公開テスト」に加え、「月2回の志望校別特訓」が入ります。つまり、日曜日は月に1回しか空かない計算になります。土曜日も宿題をやらなければ間に合いませんし、塾の模試やイベント特訓が入れば、物理的に学校見学に行く時間は消滅します。 実際、わが家が6年生の時に参加したオープンキャンパスでも、周りに6年生の姿はほとんどありませんでした。
だからこそ、学校側のイベントも「5年生」が、見学のメイン学年なのです。
厳しいことを言うようですが、もし本命校がダメだった場合、進学するのは「併願校」です。 その時、一度も行ったことのない学校に、子供は「行きたい」と思えるでしょうか? 「自分で選んだ」という納得感がないまま進学するのは、親子ともに辛いものです。
親としては「ここは滑り止め」と思う学校もあるかもしれません。でも、必ずお子様に見せてあげてください。そして「ここなら通ってもいいな」と思える学校(お守り)を、親子で一緒に見つけてほしいのです。
今回は、そんな激動の5年生を乗り切るための「親の動き方」を月別カレンダーにまとめました。
【2月】「新生活」へのシフト管理
- 新生活に慣れる
学年が変わると通塾の曜日や帰宅時間が変わるので早くシフトできるように、宿題をする曜日、時間、夕食・お風呂・就寝のルーティンを親が主導して組み直す(睡眠確保が最優先)。 - テキスト整理(棚増設)
4年までのテキストに加え、5年の教材は量が倍増します。棚では溢れるため、収納スペースを拡張する。
【3月】春期講習の「取捨選択」
- 宿題の「間引き」判断
新学年に慣れず宿題が回りきらない場合、2回転目は間違えた問題だけなど、親が勇気を持って減らす指示を出す。 - 春休みの学習計画
苦手な単元を放置しないようにこれまでのテストから洗い出しし、補強計画を立てる。 - 学習時間
最難関を目指す小6の夏休みの学習時間は12時間。小5の場合は9時間。春休みはその前準備となるので、塾がない日でも6時間は学習時間にあてる計画を立て、学習体力をつける。『長時間勉強できる「学習体力」を身につける仕組みづくり』記事へのリンク - 中学校情報収集
学校説明会やオープンキャンパス、文化祭などのイベントの日程を確認。
【4月】成績急落への「メンタル準備」
- 親のアンガーマネジメント
算数(割合)が難化、5年生より参入してくる子もいて、偏差値が乱高下しやすい時期。「なんでこんな点数なの!」と怒らないよう、親が心の準備をしておく。 - GWの過ごし方計画
旅行に行くか、弱点補強に充てるか。家族会議で早めに決定。 - 中学校見学
中学校のイベントやオープンキャンパスに参加。
【5月】疲れのケアと「習い事」決断
- 習い事の整理
塾の日数が増え、体力的に限界が来る頃。「休会」か「辞める」か、子供と話し合って最終決定する。 - 体調管理(五月病対策)
学校の疲れが出やすい。転塾のリミット(5年生夏休み前)が近づいているので、最後まで今の塾でいけるか再検討。
【6月】夏期講習の準備
- 夏期スケジュールの作成
膨大な講習日程をカレンダーに書き写す。お弁当が必要な日、送迎が必要な時間を把握する。 - 学習計画
最難関校を目指すなら夏休みは9時間くらいの学習時間になります。予めどうやって時間を配分するか(朝3時間、昼3時間、夕夜3時間など)子供と一緒に計画。
【7月】お弁当地獄と「送迎」の確保
- お弁当生活の確立
夏期講習などでお弁当が必要になります。冷凍食品やデリバリーも活用し、親が倒れない工夫を。『中学受験の「塾弁」どうしてる?』記事へのリンク - 学校の宿題管理
ドリル系の宿題は7月まで終わらせるように計画。
【8月】息抜きの演出と「宿題処理」
- 学校のイベントの申し込み
文化祭や5年生向けの体験授業などのイベント申し込み。 - 学校の宿題の仕上げ
お盆休みは塾もお休みのことが多いので、自由研究や読書感想文は、この時期までには終わらせる。 - 少しの息抜き
この夏、頑張った子供へのご褒美として息抜きイベントを。
【9・10月】行事と塾の「ダブルブッキング」調整
- 中学校イベント参加
来年は忙しくなかなか参加できないので、気になる学校があれば出来るだけ参加する。文化祭は在校生のありのままの姿が見られる最高の機会。 - スケジュール調整
運動会や林間学校や中学校のイベントと通塾日やテストが重なる時期。振替受験の手配など、事務的な調整を早めに行う。
【11月】新6年生に向けた「コース選択」
- 塾の進路説明会(秋期)
現時点での志望校の選定や今後の講座説明などの塾イベントに参加 - 志望校別特訓の検討
来年(6年生)のコース選択が始まります。志望校別講座は普段 通っている教室以外で行われることもあるので、通塾可能な範囲なコースを親がリサーチする。 - 塾面談
志望校やコース選択でまよったら、面談を申し込む。「第一志望」だけでなく、安全校(併願校)もリストアップ。 - 塾のフォローアップ
思うように成績があがらない場合や、苦手な科目がある場合個別指導や家庭教師、専門塾などのフォローを検討。『中学受験のフォローアップ、どう選ぶ?』記事へのリンク
【12月】6年生への「家族会議」
- 最終的な体制確認
来年は週4〜5日の通塾になります。送迎の分担、お弁当の負担、下の子の預け先など、家族総出で対策を練る。 - 実家に帰省
6年生の年末年始は特訓や模試で忙しかったり、感染症対策などで帰省が難しくなるのでゆっくり帰省できるのはこのタイミングだけ。
【1月】「受験生の親」になる覚悟
- テキスト整理
6年になるとさらに教材が増えます。5年のテキスト・問題集はそのまま置いておき、プリント類はまとめて段ボールへ。 - 過去問を軽くみる
この時期に保護者が過去問を軽くみることで。6年生の学習に必要なレベルを感じることができます。『5年保護者が過去問に“触れる”大切な理由』記事へのリンク
まとめ:6年生(受験)に向けての準備期間
5年生の1年間、本当に大変だと思います。 算数の「比」や「速さ」に苦しめられ、理科、社会は覚えることは多く、国語も文章題の難易度が少しずつあがってくる。子供は思春期に突入&反抗期にイライラさせられ…本当に「親の修行」のような1年になると思います(我が家の場合だけかな?笑)。
でも、この1年で築いた「学習リズム」と、親子で足を運んで見つけた「志望校への憧れ」は、必ず6年生での爆発力に変わります。
最後に、5年生の親御さんへ3つのエールを送ります。
- 成績の乱高下は「当たり前」 みんなが頑張り始める時期です。偏差値が落ちても、それはお子様がサボったからではありません。一喜一憂せず、「やるべきこと」だけに目を向けてあげてください。
- 併願校こそ、愛を持って選ぶ 「行ってもいい」と思える学校が手元に複数ある状態は、6年生のメンタルを強力に支えます。5年生のうちに足を運んだ経験が、最後のお守りになります。
- 親は「マネージャー」に徹する 勉強を教えるのは塾の役割です。親の仕事は、飯を作ること、スケジュールを管理すること、お金を払うこと(笑)。そして「あなたを応援してるよ」というメッセージです。
さあ、いよいよ次はラストイヤー、6年生です。 5年生を乗り越えた今の親子なら、きっと大丈夫。自信を持って進んでいきましょう!
週間スケジュール表ダウンロード
ご紹介したの週間スケジュール表(白表)を配布します。
Excelで細かく管理するもよし、PDFを印刷して冷蔵庫に貼るもよし。ご自由にお使いください!
ダウンロード
サンプルは4年生のものですが、5年生はここに『テストの解き直し』や『弱点補強』などをパズルのようにはめ込んでみてください。枠組みは同じでOKです!
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