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中学受験の「塾弁」どうしてる?

中学受験の塾弁どうしてる?

中学受験のサポートで、ボディブローのように効いてくるのが「毎回の塾弁作り」です。
「栄養バランスは?」「手作りじゃないとダメ?」と、真面目なお母さんほど悩みますよね。
でも、大丈夫。お弁当の目的は、あくまで“燃料補給”と“リラックス”です。
今回は、共働きで乗り切ったわが家の実体験を交えながら、親も子も笑顔になれる「程よい手抜き」と「向き合い方」についてお話しします。

親のプレッシャーを軽くする現実的な乗り切り方

塾弁生活、いつから始まる?

中学受験のお弁当、いわゆる「塾弁」
6年生のハードなイメージが強いですが、実際は4〜5年生の段階ですでに始まっているご家庭も多いですよね。

塾の開始時間が早かったり、カリキュラムの合間に休憩が入ったり。
まだあどけなさが残る4年生が、重たいリュックを背負ってお弁当を持っていく。
その小さな背中を見送るたびに、「こんなに小さいうちから……」と心配になるママも多いのではないでしょうか。

そして6年生になると、その頻度は一気に増します。
子どもが通っていた浜学園の場合、「日曜特訓」や「志望校別コース」が始まると、朝から夜まで塾に缶詰めになることがほとんど。
お昼ごはん用と、夜からの授業に備えた夜用。
まさかの「1日2個」のお弁当が必要になる日も出てくるのが現実です。

わが家の場合、4年生の頃は社会をWEB受講にしていたこともあり、塾弁は持たずに自宅で夕食をとっていました。
しかし5年生では週3回、6年生では週4~5回が塾弁という生活に変化しました。
まだ小学生の子どもが、家族と夕食を囲めない日が週の半分以上になる。
「受験生だから」と頭では理解していても、親としてふと寂しさを感じる時もありました。

「届ける?持たせる?」共働き家庭のリアルな悩み

お弁当が必要な日、みなさんはどうしていますか?

1日1個の場合は「朝持たせる」のが一般的ですが、長丁場で2個必要な日は悩みどころですよね。
「お昼分は持たせて、夜の分だけ親が後から届ける」というご家庭も多く見かけます。

できたての温かい夕食を食べさせてあげたい。
休憩時間に顔を見て、少しでもリラックスさせてあげたい。

そんな親心から、お仕事の合間を縫って塾へ足を運ぶ方もいらっしゃいます。
中には、ご近所からお盆にカレー皿やワンプレートを載せて、そのままお届けするお母様も!
それを見た娘が「いいなぁ、おいしそう」と羨ましそうにしていたのを思い出します。

でも、フルタイムで勤務をしていたり、塾が遠方だったりすると、夕方の「お届け」は物理的に難しいこともありますよね。
仕事が長引いて、どうしても休憩時間に間に合わないことだってあります。

そんな時は、朝のうちに用意したお弁当を、お子さん自身が持っていくことになります。
特に夏場は食中毒も心配なので、保冷剤をしっかり入れたり、傷みにくいおかずを選んだり。
「届けてあげられない分、安全に食べてほしい」。
そんな見えない気苦労や工夫も、中学受験のリアルな一面です。

「注文できる塾」が羨ましい!

わが家が通わせていた浜学園には、当時お弁当の注文システムがありません。
だからこそ、温かいお弁当が出たり、提携のお弁当屋さんが用意されていたりする他塾の話を聞くと、「なんて親切なシステムなんだろう!」と羨ましくてなりませんでした。

「やっぱり、手作りじゃなきゃ愛情が伝わらないのかな?」 周りが頑張っていると、ついそんなふうに自分を追い込んでしまうこともありますよね。
でも、ここで少し視点を変えてみましょう。

塾弁の本来の目的は、「子どもが食事の時間にリラックスして、午後の授業への活力を得ること」。
それが手作りのお弁当であれ、注文したお弁当であれ、コンビニで買ったおにぎりであれ。
子どもがお腹を満たして、「よし、後半も頑張ろう」と気持ちを切り替えられるなら、それで十分役割は果たしています。

大事なのは手作りか否かではありません。

システムがないなら、工夫で補えばいいのです。
手作りできない日があっても、それは決して「手抜き」ではありません。
親子の笑顔を守るための、「戦略的休息」です!
土曜日や日曜日のお弁当をたまにはお父さんに頼むのもアリですよ!

「あの子の卵焼き、色が濃いよ」子供の観察眼にドキッとする瞬間

子供って、大人が思っている以上に周りをよく見ていますよね。
ある日、娘がこんなことを言いました。

ショウ君のお弁当に入ってる卵焼き、色がすごく濃いんだよ。
きっと、いい卵を使ってるんじゃないかな

ドキッとしませんか? 私はしました。
「えっ、卵のランクまで見られてるの!?」と。

子どもの何気ない一言ですが、親としては「お弁当の中身を見られている」「他のお家と比べられている」と感じてしまいがちです。
「もっといい食材を使わなきゃ」「冷凍食品ばかりじゃ恥ずかしい」というプレッシャーが、一気に押し寄せてくる瞬間でもあります。

上位クラスの子ほど、お弁当がちゃんとしている

そんな都市伝説のような噂を、耳にしたことはありませんか?
これには一理あるのかもしれません。
成績が安定しているご家庭は、生活リズムや健康管理が整っていることが多く、結果としてお弁当作りにも余裕が表れやすい。
そんな相関関係がある可能性はあります。

けれど、これはあくまで「傾向」であって「合格の条件」ではありません。
「手の込んだお弁当だから成績が伸びる」わけではないのです。

正直に言いますね。
わが家の卵焼きは、普通の特売卵で作った「薄い黄色」の卵焼きでしたし、冷凍オカズもたくさん使っていました。
それでも、娘は最後まで受験を戦い抜き、志望校に合格できました。

周りと比べて焦る気持ち、痛いほどわかります。
でも、卵の色やおかずの品数で、合否は決まりません。

直接手渡せる日もあれば、冷蔵庫に入れておく日もあるでしょう。
どんな形であれ、「食べて頑張ってね」というお母さんの気持ちは、お弁当の蓋を開けた瞬間にきっと伝わります。
その「応援の気持ち」さえ入っていれば、中身が何であれ、それは最高のお弁当なのです。

鳥焼き以外、ほぼ冷凍食品&ミートボールのお弁当
たまに作ってくれるパパ弁当。パパの方が手が込んでいる。

コンビニ拒否には「スープジャー」と「猫の手紙」

親としては「コンビニなら好きなものが選べて楽しいじゃない」と思うのですが、「コンビニ弁当は嫌だ」と子どもが頑なになることがあります。

わが家もそうでした。
周りのお友達の手作り弁当を見て、子どもなりのプライドや寂しさを感じていたのかもしれません。
そんな時、親の手間を抑えつつ、子どもの満足度を満たす妥協案として活躍したのが「スープジャー」です。

おにぎりやパンを買うだけでも、そこに具沢山の温かいスープがあるだけで、一気に「ちゃんとした食事」になります。
スープなら前日の夜や当日の朝に温めるだけで準備できますし、野菜もたっぷり摂れます。
「これなら栄養面もカバーできている」と、親も胸を張って持たせられますよね。
子どもも「温かいご飯だ!」と喜んで持って行ってくれました。

そしてもう一つ、おすすめしたいのが「お弁当に添える手紙」です。
ただし、ここで「もっと頑張れ」「午後のテストもしっかりね」といったプレッシャーをかける言葉はNGです。
食事の時間くらい、戦闘モードから解放してあげたいですよね。

わが家の「猫の手紙」作戦

そこでおすすめなのが、「ペットやぬいぐるみになりきって書く」という方法です。
わが家では、飼っている猫になりきってお弁当に入れる手紙を書いていました。

「きょうはお母さんにチュールもらったよ。はやくかえってきてね」

そんな脱力系のメッセージを読むと、塾で張り詰めていた子どもの心も、休憩時間にふっと緩みます。

また、テストの結果が振るわず、親から直接励ますと重くなりそうな時も、「次はきっと大丈夫ニャ」と猫の口調で書けば不思議と角が立ちません。
言いにくいことや、素直に受け取りにくい言葉も、愛猫を通すことでライトに伝えることができました。

ご飯も炊かないで保温ジャーに肉まん&ほぼ冷凍食品のお弁当
ちょっと手間だけどお弁当に猫からの手紙を入れてました。

まとめ:正解はお家の数だけあります

中学受験は長丁場です。
毎日完璧なお弁当を作ろうとして、お母さんが疲れ切ってイライラしてしまっては本末転倒ですよね。

  • しんどい日は「戦略的休息」をとる
  • スープジャーや便利グッズに頼る
  • 猫の手紙で、ちょっとしたユーモアを添える

「こうじゃなきゃいけない」という正解はありません。
周りの立派なお弁当や、子供の「あの子はいいな」という言葉に心が揺れることもありますが、どうか「わが家にとってのベスト」を選んでください。
薄い色の卵焼きでも、愛情はちゃんと伝わっていますから。

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