塾・教材レビュー

中学受験塾【浜学園】6年間の費用総額は?わが家の全引落データを公開

「中学受験の塾代は高い」と耳にはしていましたが、いざ受験を終えて費用を整理すると、その数字に改めて実感。。わが家が6年間(小1〜小6)で浜学園に支払った総額は、約382万円。 これから塾選びをする方や、今まさに「課金の波」に飲まれているお母様方へ。わが家の塾への支払い実績中心に、学年ごとの「コメント付き」で公開します。

小学1年生〜3年生:まだ平和だった「貯め期」

この時期は「最高レベル特訓算数」の単科受講がメイン。月額1万円台で安定しており、中学受験の恐ろしさをまだ知らなかった時期です。

小学1年生:すべては夏期講習から始まった

わが家の中学受験生活は、小学1年生の夏からスタートしました。最初は「ちょっと体験してみようかな」という軽い気持ち。まさかここから6年間の長い旅が始まるとは、当時の私は知る由もありませんでした。

  • 7月〜8月: 入塾テストの流れで夏期講習へ参加。塾からは「公開テスト」も勧められましたが、1年生の時は結局2回しか受けていません。テストがある日は予定を優先したり、体調を考慮したりと、かなりお休みも多かったです。
  • 9月: 本格的な「マスターコース」のお誘いも受けましたが、当時は通信教育(ピグマや進研ゼミ)を継続中だったため見送り。「最高レベル特訓 算数」だけを受講することにしました。雑費の約2万円は入学金ほか手続き費用です。
  • 冬: 季節講習も「冬はまだいいかな」と判断し、冬期講習は受講していません。

最高レベル特訓算数は月2回だったので、この頃はまだ「中学受験」というより「ちょっと難しい算数教室」に通うような、のんびりした習い事感覚でした。

特訓 季節講習 テスト テキスト 雑費 総計
7 8,640 864 9,504
9 9,350 3,460 2,700 22,330 37,840
10 9,350 1,760 11,110
11 9,350 1,760 11,110
12 9,350 1,760 11,110
1 9,350 1,760 11,110
小計 46,750 8,640 10,500 3,564 22,330 91,784

小学2年生:塾生活が少しずつ「日常」へ。計算力の壁にぶつかった時期

2年生になっても、受講スタイルは「最レ(最高レベル特訓算数)のみ・月2回」を継続。まだ中学受験一色ではなく、他にも習い事を並行しているような、ゆったりしたペースでした。

  • 季節講習: 春・夏・冬と、将来通うことになるであろう一番近い教室へ。少しずつ塾の雰囲気に慣れさせていきました。
  • 公開テスト: 1年生の時とは違い、この頃からは毎月しっかり受験するように。成績は最レの受講資格「ギリギリライン」でしたが、本人は月2回の塾生活をとても楽しんでいました。
  • 計算力の課題: 2年生の後半になると、周囲との「差」が気になり始めました。公文やそろばんをしていなかったわが子は、クラスメイトに比べて明らかに計算スピードが遅く、この頃の焦りは今でも覚えています。

費用面では、季節講習がある月以外は1万円ちょっと。まだまだ「教育費」として家計を圧迫するほどではなく、感覚としては「習い事の一つ」のままでした。

特訓 季節講習 テスト テキスト 雑費 総計
2 9,350 1,760 2,145 13,255
3 9,350 1,760 11,110
4 9,350 1,760 11,110
5 9,350 6,600 1,760 1,540 19,250
6 7,128 1,760 2,365 11,253
7 9,350 1,760 11,110
8 9,350 19,250 1,760 3,025 33,385
9 9,350 1,760 11,110
10 9,350 1,760 2,310 13,420
11 9,350 1,760 11,110
12 9,350 1,760 11,110
1 9,350 18,700 1,760 2,200 32,010
小計 109,978 44,550 21,120 13,585 0 189,233

小学3年生:他塾も体験。本人の意志で「浜学園」を選び直した決意の年

3年生も、浜学園では「最レ(最高レベル特訓算数)のみ・月2回」のスタイルを継続。まだ習い事感覚ではありましたが、4年生からの本格通塾を前に、あえて「外の世界」を見せた時期でもありました。

  • 戦略的な「他塾体験」: 浜学園の季節講習には行かず、他塾の体験を兼ねて別の塾の夏期・冬期講習へ。他と比べることで、娘自身に「どこで頑張りたいか」を考えさせました。結果、娘は「やっぱり浜がいい」と。4年生からの通塾は、親の強制ではなく本人の意志で決まりました。
  • 個別指導での「計算力補強」: 2年生から課題だった計算力。3年生の最レ算数は、小数・分数の四則演算が必須です。ついていけなくなる前に、夏休みの10日間だけ個別指導をスポット利用。本人は計算ばかりで途中から少し飽きたみたいですが力はつきました。

浜学園への支払いは、変わらず月1万円ちょっと。※他塾の講習代や個別指導代は含めていませんが、浜での「算数1本」の投資が、結果的に本人のやる気に火をつけた1年でした。

特訓 季節講習 テスト テキスト 雑費 総計
2 9,350 1,760 2,365 13,475
3 9,350 1,760 11,110
4 9,350 1,760 11,110
5 9,350 1,760 330 11,440
6 9,350 1,760 2,145 13,255
7 9,350 1,760 330 11,440
8 9,350 1,760 11,110
9 9,350 1,760 11,110
10 9,350 1,760 2,420 6,600 20,130
11 9,350 1,760 330 11,440
12 9,350 1,760 11,110
1 9,350 1,760 11,110
小計 112,200 0 21,120 6,930 7,590 147,840

小学4年生:ついに「本格通塾」が開始。一気に跳ね上がった教育費と生活の激変

4年生からは、中学受験のメインロードである「マスターコース(国語・算数・理科)」をスタート。さらに、社会はWEBで受講し、資格が得られていた「最レ算数」も継続。ここで、今までの習い事感覚を吹き飛ばすような「金額の跳ね上がり」を経験することになります。

  • 通塾スタイルと安心の仕組み: 通塾日数が一気に増えたため、到着・帰宅を知らせてくれる「オルパスメール」を導入。雑費の主な内訳はこのシステム利用料ですが、共働きのわが家にとって、夜の通塾には欠かせない安心への投資でした。
  • 季節講習と「将来のための個別」: 4年生からは浜学園の講習に一本化。ただ、この時期に「夏休みの図形攻略」と「直前期の駆け込み寺」を兼ねて、別の個別指導塾を8回だけスポット利用しました。相性の良い個別を早めに探しておくのも、高学年に向けた一つの戦略です。
  • 通信教育からの卒業: この頃には、低学年でお世話になった通信教育はすべて卒業。生活のすべてが浜学園を中心に回り始め、親子ともに「中学受験」を意識しはじめる1年でした。

初月(2月分)の引き落とし75,392円を見た時の衝撃は、今でも忘れられません。「え?思ってたより高い!これが中学受験なんだ」と覚悟を決めた瞬間でした。
※テスト費用は社会のみ(国語・算数・理科は通常授業料に入ってると思われます)

通常 特訓 季節講習 テスト テキスト 雑費 総計
2 42,680 9,900 1,100 20,812 900 75,392
3 42,680 9,900 15,400 1,100 4,400 73,480
4 42,680 9,900 7,700 1,100 4,290 400 66,070
5 42,680 9,900 1,100 10,340 400 64,420
6 42,680 9,900 1,100 2,310 1,830 57,820
7 42,680 9,900 28,050 1,100 7,865 730 90,325
8 42,680 9,900 10,450 1,100 7,425 400 71,955
9 42,680 9,900 1,100 6,435 400 60,515
10 42,680 9,900 1,100 2,585 730 56,995
11 42,680 9,900 1,100 5,995 400 60,075
12 42,680 9,900 17,050 1,100 2,310 9,200 82,240
1 42,680 9,900 8,250 7,150 1,265 400 69,645
小計 512,160 118,800 86,900 19,250 76,032 15,790 828,932

小学5年生:本人の「覚悟」を確認。算数に全てを捧げた「全振り」の1年

5年生になる前、娘と「本当に中学受験をするのか」を改めて話し合いました。本人が「やる」と決めたため、ここからは親も講座選択を一切妥協せず、習い事はまだ残しつつも受験モードへ全振りし始めた時期です。

  • 通塾スタイルの強化: 社会をWEB受講から「通塾」に切り替え、より緊張感のある環境へ。最レ算数は変わらず継続し、とにかく「5年生は算数ばかりやっていた」と言えるほど、算数の強化に心血を注いだ1年でした。
  • 講座選択の試行錯誤: 実はWEBで「最レ国語」も受講していましたが、算数の負担が大きく、正直あまり機能していませんでした。この経験から、「あれもこれも」と欲張らず、本人のキャパシティを見極める大切さを学びました。
  • 個別指導なしの自走: この1年間は個別指導には頼らず、浜学園のカリキュラムを信じて走り抜けました。

年間合計はついに110万円を突破。9月の授業料が跳ね上がっているのは、教材費や公開テスト代などの諸経費が重なったためですが、この大台を超えた数字を見て「もう後戻りはできない」と家計の方も覚悟を決めました。
※テスト費用は国語記述力錬成テストと最難関チャレンジテストなどのイベントテストのみ(公開テスト費用は通常授業料に含まれていると思われます)

通常 特訓 季節講習 テスト テキスト 雑費 総計
2 53,460 17,820 30,085 400 101,765
3 53,460 17,820 19,800 2,310 400 93,790
4 53,460 17,820 9,900 890 7,810 400 90,280
5 53,460 17,820 6,180 6,985 400 84,845
6 53,460 17,820 890 10,560 400 83,130
7 53,460 17,820 28,270 890 10,100 400 110,940
8 53,460 17,820 21,450 890 1,815 400 95,835
9 53,460 17,820 890 11,000 4,800 87,970
10 53,460 17,820 5,290 3,135 400 80,105
11 53,460 17,820 890 10,120 400 82,690
12 53,460 17,820 20,350 890 3,080 400 96,000
1 53,460 17,820 18,425 8,040 2,640 400 100,785
小計 641,520 213,840 118,195 25,740 99,640 9,200 1,108,135

小学6年生:取捨選択と「志望校別」への全振り

ついに迎えた受験本番の年。6年生は、浜学園の膨大な講座の中から「わが子に本当に必要なもの」をシビアに見極め、戦略的に課金した1年でした。

  • 講座の取捨選択とWEBの活用: 通常マスター(4科)と最レ算数を軸にしつつ、前期の日曜錬成特訓は見送りました。一方で、通塾の「志望校別特訓」に加えて、WEBの「志望校別講座」も併用。家でも塾でも、常に目標校を意識した環境を整えました。
  • テキストへのこだわり: 塾の指定教材以外にも、女子校対策であっても「男子最難関」の教材で良質なものは迷わず購入。性別を問わず、思考力の限界を広げるための投資は惜しみませんでした。
  • 外部塾とのバランス: 浜の最レ算数は8月、最レ国語は6月で終了し、その分、2月からは浜学園とは別に「国語専門塾(月約3万円)」へ通い、弱点補強を外部に託しました。
  • 最後の「勘違い」: 1月になり、「ようやく通常のマスタークラスが終わった!課金終了!」と一瞬喜んだのも束の間。当たり前ですが、入試直前の「志望校別特訓」がドカンと控え、最後まで通帳から目が離せませんでした。

年間合計は驚愕の145万円
※テスト費用は国語記述力錬成テストと合否判定テストや冠模試などのトテストのみ(公開テスト費用は通常授業料に含まれていると思われます)

通常 特訓 季節講習 テスト テキスト 志望別 雑費 総計
2 57,310 24,860 890 20,820 440 104,320
3 57,310 24,860 45,650 890 13,640 440 142,790
4 57,310 24,860 10,175 8,040 29,755 5,500 440 136,080
5 57,310 24,860 5,730 6,490 4,400 440 99,230
6 57,310 24,860 8,040 2,750 440 93,400
7 57,310 14,520 50,600 890 14,795 25,510 440 164,065
8 57,310 14,520 11,990 24,640 18,040 440 126,940
9 57,310 890 14,025 28,990 440 101,655
10 57,310 8,040 23,430 49,690 440 138,910
11 57,310 10,110 7,940 18,040 440 93,840
12 57,310 10,230 77,530 440 145,510
1 11,990 97,210 440 109,640
小計 630,410 153,340 106,425 55,510 177,755 327,660 5,280 1,456,380

まとめ:6年間の総額は約450万円。わが家の「浜学園+α」のリアル

あらためて、小学1年生から6年生までにかかった費用を合算してみると、浜学園だけで約382万円(本格通塾が始まった4年生以降だけでも約340万円)という結果になりました。

ここに国語の専門塾(月3万円×12ヶ月)スポットの個別指導や他塾の季節講習、市販の書籍代、そして受験料(約2万円×6校)を合わせると、総額は約450万円に達します。

当時は、毎月の引き落とし額を見るたびに「具合が悪くなりそう…」なので目を背けていましたが(笑)、こうして振り返ると、まさに「車が1台買える」ほどの大きな投資でした。

「基本料金」だけでは済まないのが中学受験

「中学受験には300万円必要」とよく言われます。確かに、オプション講座を絞り、3科受講に徹すれば、以下のような推移で収めることも可能かもしれません。

  • 4年生:約65万円
  • 5年生:約75万円
  • 6年生:約120万円 これに受験料などを足して約300万円。これが巷で言われる「標準モデル」です。

しかし、現実はそう甘くありません。最難関を目指す男の子なら「灘中合格特訓」などのハイレベルな特訓が加わりますし、わが家のように弱点補強のために専門塾や個別指導が必要になるケースもあります。

中には個別指導や家庭教師に月10〜20万円を投じているご家庭もあり、「どこまでオプションを積み上げるか」で、総額は青天井に膨らんでいきます。

これから中学受験を控えるママへ伝えたいこと

わが家も最初は「塾だけで十分!」と思っていました。けれど、最後はやはりスポットで専門塾や個別指導の力を借りることになりました。

浜学園に限らず、どの塾でも「基本料金」はあくまでベース。そこから志望校に合わせてどれだけオプションを足し、フォローアップ体制を作るかで、かかる金額は劇的に変わります(もちろん、フォローアップが要らないのが理想)。

「予算は巷の噂よりも、少し多めにバッファ(余裕)を持っておくこと」。これが、6年間を走り抜けた私から、これから挑む皆さんへ送る一番のアドバイスです。

この生々しい数字が、皆さんの覚悟と資金計画の助けになれば、これほど嬉しいことはありません。

-塾・教材レビュー
-,